ロードバイクにはエンジンがありません。
走るための動力は、すべて人間の脚力です。
ここでは、人間の脚力を効率よくクランクに伝える方法について紹介していきたいと思います。

効率的なペダリング

ペダリングとは、ペダルに力を加えてクランクを回す動作のことです。
ペダルはクランクの先端についていて、反対側はクランク軸につながっているので、ペダリングとはクランク軸を中心にクランクを360°回転させる動作ともいえます。

ペダルに加えられた力がクランクを回転させるのにもっとも効率よく作用するのは、クランクに対して垂直(円の接線方向に)力を加えたときです。
たとえば、平地でクランクが真上の位置を0時、そこから踏み下ろしていって水平になった位置を3時、真下の位置を6時とします。
このとき、3時の位置でペダルを真下に踏み下ろすように力を加えるのが、もっとも効率がよいといえます。

力が加わる向きは、クランクの位置で変わり、0時では前に蹴り出すような方向に、6時では真後ろに、9時では真上になります。
人間の身体の構造上、真下に踏み下ろすときには大きな力を発揮できますが、それ以外の向きには大きな力を出せません。
そのため、力が入りにくい位置では脚の力を抜いて、クランクの回転を妨げないようにすることが重要です。

また、上り坂や下り坂では、ロードバイクが水平ではなくなるため、0時と6時のラインが微妙にズレます。
そのため、常に重力の方向に対してクランクが垂直の位置に来たときを3時と意識すると、こう配があるコースでも効率のよいペダリングができます。